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九州大学

工学部 電気情報工学科 編入試験体験談

受験方法: 一般
合否: 合格

平成26年度

User

9sazanami Twitter

最高順位

1 位
出身高専

久留米高専 情報系
併願校

久留米高専専攻科:合格
東京工業大学工学部情報工学科:合格


5年間バレー部に所属していました。
部長とか級長とかいろいろやってました。
東工大の体験記も書いてるので、よければそちらもご覧ください。

東工大の併願校として、当初は筑波大を受ける予定でした。
しかし、筑波大の試験日が高専大会とかぶってしまい、悩みに悩んだ挙句、高専大会に出る方を選択しました。
試験日や試験科目などを考慮して、熊大と九大を候補に挙げ、レベルを考えて九大を受験することにしました。
受験を決めたのは6月頭でした。

数学、英語、電気回路、電磁気学または計算機工学(選択)

〈数学〉(一日目、120分)
[1]行列(階数、正則かどうかなど)
[2]微分方程式
[3]フーリエ級数展開、ラプラス変換
[4]2変数関数の合成関数の偏微分の証明、2変数関数の極値、条件付き極値

各大問50点と明記してありました。
[4]は、ここ数年では出題の見られなかった問題でした。
複素関数や確率が出なかったので、ラッキーでした。
確率苦手なので。
例年に比べてやや易しかったと思います。

〈英語〉(一日目、60分)
[1]万有引力に関する長文の部分和訳
[2]地球温暖化に関する長文の部分和訳
[3]短文の英作文

[1]と[2]は30点、[3]は40点と明記してありました。
長文はさほど長くなく、教科書の1セクション分くらいです。
さほど難しい文でもないので、完全な訳はできなくても、意味は取れると思います。
英作文も簡単なものがほとんどです。
単語の勉強をきちんとしておけば、しっかり点数取れます。

〈電気回路〉(二日目、90分)
[1]交流回路(抵抗、インダクタンス、コンデンサを含む)の問題
  (1)各値の関係を表すフェーザ図
  (2)電圧と電流の位相差からインダクタンスの値を求める
[2]交流回路(抵抗、インダクタンスを含む)の問題(テブナンの定理)
  (1)等価回路のインピーダンスの値
  (2)可変抵抗での消費電力
  (3)可変抵抗での消費電力を最大にする抵抗の値
[3]直流回路における過渡現象の問題
  (1)抵抗とインダクタンスの直列回路
  (2)抵抗、インダクタンス、コンデンサを含む回路

専門は、電気回路は必修です。授業でやった内容をちゃんと理解していれば解けます。
さほど難しくないです。
テブナンの定理や過渡現象はほぼ毎年出題されています。

〈電磁気学〉(二日目、90分)
[1]真空中にある二つの導体球に関する問題
  (1)各導体球の電位
  (2)導体球を接続し、離した後の各導体球の電荷
  (3)各導体球を接地したときの電荷
[2]平行平板コンデンサの問題
  (1)電池がつながっているときの静電エネルギー
  (2)電池を外し、誘電体を詰めた時の静電エネルギー
  (3)電池をつないだまま誘電体を詰めた時の静電エネルギー
  (4)(3)のときに誘電体に働く力の大きさと向き
  (5)(2)と(3)が異なる理由(記述)
[3]4本の無限長導体に関する問題
  (1)2本の導体間の単位長あたりの外部インダクタンス
  (2)ある点における磁束密度のz成分
  (3)2本の導体間に鎖交する単位超あたりの磁束

専門の選択です。計算機工学の方が易しいともっぱらの噂ですが、東工大の試験科目に物理があるので、少しでも勉強科目を減らすために電磁気学を選択しました。
ちなみに、今年の選択の比は電磁気学:計算機工学=36:7だったようです。
電磁気学はやや難しめです。
授業でやったことを完全に理解し、応用できるようになっておいてください。年によっては、授業でやって内容が出る場合もあるようなので、頑張って過去問を入手し、見てみてください。

一応「口頭試問」となっていますが、問題を解かされることはありません。
1対3の個人面接で、今年は電情の受験者を3つのグループに分け、それぞれ別の部屋で面接が行われました。
時間は10分程度です。
質問されたことは以下のような感じです。

・志望動機
・卒業研究の内容
・併願校
・すべて合格したらどうするか
・高専で一番楽しかったことは何か
・普通の高校ではなく、高専に行って良かったと思うか
・電気情報工学科は3つの課程に分かれるが、どの課程に進みたいか
・答えがないことを考えるのと、答えがあることを考えるのとどちらが好きか

僕が割り当てられた部屋はどうやら当たりだったらしく、和やかな雰囲気でした。
途中から、いつの間にか一人称が「私」から「僕」に変わってしまっていたのに面接が終わって気付きました(笑)。
友人は別の部屋でしたが、曰く「殺伐としていた」らしいです。
志望動機くらい考えておけば、あとはその場で十分対応できますし、わざわざ練習する必要はないと思います。
すべての質問に正直に答えました。
すべて合格したら東工大に行くと言いましたが、受かったので、やはり重要なのは筆記の結果だと思います。

九大用の勉強は専門しかやってないので、一般科目については東工大の体験記を見てください。

・「詳解 電気回路演習(上)(下)」(大下眞二郎、共立出版)
 学校の先生のお勧めで使いました。
 ただし、これをやろうと思ったらかなり早い時期からやるべきです。
 九大用の勉強を始めたのが2週間前とかだったので、時間がなく、
 過去問の解法探しにしか使ってません。
・「詳解 電磁気学演習」(後藤憲一・山崎修一郎、共立出版)
 これも先生のお勧めです。
 ただし…(以下同文)
・「精解演習 電磁気学」(宇田川銈久、広川出版)
 上記の本と一緒に、図書館で借りました。
 ただし…(以下同文)

〈過去問〉
数学、英語はありったけ(10年分以上?)解きました。
電気回路、電磁気は先輩方が手書きで残してくださっていたものなどがあったので、ありったけ(4,5年分)解きました。

数学は範囲が広い上に、どこか出るか分からないので、ヤマを張らずに、まんべんなく勉強しておくことをお勧めします。
配点も大きいですし、最低8割は取りたいですね。
英語は、長文読解や速読よりも、単語の勉強を優先することをお勧めします。
極端に長文を読むのが苦手などの場合は別ですが。
専門が苦手な人は、早めに手を付けておいてください。
僕は手を付けるのが遅すぎて、終盤、泣きそうになりながら勉強してたので(笑)。
特に、電気系の学科出身の人は電磁気に強いと思うので、情報系出身で電磁気学を選択する人は、覚悟して勉強してください。

この体験記が少しでも役に立てれば幸いです。
頑張ってください。